ピアノを習っていると、必ずと言ってもいいほど課題の曲になるのがシューベルトの即興曲。
当時、中学生の頃のピアノの先生がとても厳しく、しかも冬はいつも氷のように鍵盤が冷たく、そんな中弾いていたシューベルトの曲。あまり好きにはなれなかったのです。
しかし、母(また前回の日記に続き、母が登場。)が持っていたシューベルトのCDを聴いて、衝撃を受けました。
リリー・クラウスという女性ピアニスト。
とても女性とは思えない迫力のある演奏。
上品でなめらかなシューベルトは沢山聴いてきたけれど、こんなにも感情全てを曲にぶつけるピアニストは初めてで、すっかり心奪われてしまいました。
それからでしょうか。
シューベルトの曲がとても好きになりました。